芦別獅子舞

伝承年・伝承者  明治33年。根井清作、畠野仁太郎氏ら。
伝承元  富山県城端町西明。(現南砺市)
 砺波型2列。一頭立て。頭は中に入る。
獅子の形態  胴幕の中は10人。胴幕の色は青を基調としている。
獅子取りの形態  演目により異なるが、御幣、房の付いた棒、長刀などを手にする。また、天狗がつく演目もある。
囃子方の形態  笛(横)、太鼓、鉦

  芦別獅子舞は、昭和37年8月27日に、 芦別市指定文化財となる。 

   獅子は砺波(五箇山)型で大きな胴幕を使う。胴幕の中には10名ほど入る。獅子取りは演目によって異なるが、2〜3人が舞う。手に持つものは、真ん中に房の付いた飾り棒、両端に房の付いた飾り棒、長刀、御幣などである。今回の「芦別健夏(けんか)祭り」では5演目舞われたが、他に「吉作」「八つ節」「切幣」「獅子殺し」があるらしい(芦別獅子舞のサイトより)。

  砺波型としては珍しく、天狗が舞う演目が存在する。また、「獅子殺し」の演目もあることから、氷見型の影響を大いに受けていることが考えられる。

 一つの演目が、比較的長いものであったため、映像は若干粗くなっている。

 

芦別健夏まつり会場にて
(『狂振り』)
演  目
中門口

 獅子取りが数人御幣を持ち、獅子を先導して歩み寄ってくる。御幣を振って清めながら玄関に向かうときの舞であるらしい。

狂振

 獅子取りは長刀を手にして舞う。戦いを挑むような気配ではなかった。

七五三

 真ん中に房の付いた飾り棒を手にして舞う。

剣囃

 両端に房の付いた飾り棒を手にして舞う。「七五三」と共に、道内の砺波型によく見られる舞である。

 
天狗

 砺波型には珍しく天狗が舞う。真ん中に房の付いた飾り棒を手に、腰には刀を携えている。

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